千里眼2010-07-19


この「千里眼」というタイトルの通り、私は先が読める。
先が読めると言っても、なにか未来に起こる事象を予知できたり
遠くにいる人たちの人生が見えるというわけではない。

文字通り、書籍などの文章の先が読めるということなのだ。
つまり、このブログに掲載されている記事タイトルの「千里眼」という文字を見ただけで、私はこの作品のオチまでザラッとわかってしまうのだ。

本屋などに行くと、大変だ。
書籍名を見ただけで、その本のストーリーが全て読めてしまう。

速読術などというものではない。
なんといえば、わかってもらえるか・・・・・・。

そう、味覚に似ている。
たとえば、梅干しを食べたら、どうだろうか?
いや、食べる前に、酸っぱいという反応が出る。
そして、口に入れた瞬間、その味をすべて理解してしまう。

私の場合もそれに似ている。
本のタイトルを見る。
すると、たちまち、その本の味というか、内容がわかってしまうのだ。

試しに、このブログタイトル「千里眼」について、見てみよう。
ほらほら!

もう私の頭に中にブログ記事の内容が全て入ってしまった。
起承転結が、読まずしてわかる。

まず、書き出しはこうだ。

>このタイトルの通り、私は先が読める。

そして、この「私」がどんな千里眼を使えるのかという説明になる。
説明は、少々自分よがりでわかりづらい。

そして、最後のオチは・・・・・・。
おっと、もちろん、いくら私でも
これから読まれる読者のためにもオチは言わないので、ご安心を。


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コメント

_ りんさん ― 2010-07-20 20時56分31秒

面白いですね~
こういうショートもあるんですね。
オチは言わないっていうのがオチなんですね。
しゃれてるな~

_ 矢菱虎犇 ― 2010-07-20 20時59分48秒

オチがないのがオチだったとは~!
これ、受験生に捧げたいショートショートですねぇ~
オチないから・・・
でもオチないことでオチてるからヤッパリダメかなぁ・・・
いやいや、オチって言葉をこんだけ使っている時点で、
やっぱダメじゃん!
お粗末でした~

_ tatsu ― 2010-07-20 21時44分07秒

「千里眼」というタイトルを見ただけで
この落ちまで読めてましたぞ。

じゃあ最後まで読むなよ、って読まなきゃ解んないじゃん。
チャン、チャン。

_ おりんさんへ ― 2010-07-21 09時09分08秒

大江千里って歌手が昔いたじゃないですか。
この前、レンタルビデオ屋さんに行ったら、ワゴンセールやってて
その中に、あったんです。
大江千里のCD。
ボクは、とくにファンでもなんでもないんですけど、
千里って言葉がひっかかって、帰りの車の中でこのお話を思いつきました(笑)

_ 矢菱さん ― 2010-07-21 09時12分30秒

先が読める能力が書籍に限定されてるっていう超能力者がいるんでしょうかね?
速読術が出来る人がうらやましくて(ボクは、しゃべるスピードでしか本が読めません)、速読術の本を買ったことがあるんです。
だけど、その本を結局最後までゆっくり読んでしまうありさまです。
速読術の本だったら、読み終わる頃にはすごく速くなっててもらいたいですよねえ(笑)
おそまつさまでしたあ~

_ tatsuさん ― 2010-07-21 09時14分24秒

このパラドックスみたいな感じ、どうですか?
はたして読者は、千里眼を手に入れて、このブログ記事を
読まずして、内容を把握したのか、それとも、やっぱりちゃんと読んだのか・・・・・・。
まあ、読んだんでしょうね(笑)

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