声が……(『安全のカード』より)2011-01-17


今回は、前書いたやつを再度記事をアップっぷさせていただきました!
なんと、もぐらさんの【さとる文庫】っていう朗読ブログで読んでもらっちゃったりなんかしちゃったり、したんですよ、コレが。(広川太一郎風)

朗読ブログっていうジャンルがあるんですね~。

ってなわけで、どんな感じになるか、ボクのブログをお読みいただいている世界中の少数派なみなさん!

ぜひ!

今すぐ、クリックだぜ!
    ↓

もぐらさんのブログ【さとる文庫】へ


で、以下が、その記事でーす。

【この記事を朗読用にご活用いただければ幸いです】


(咳払い)
どうしたというんだろう?
やっぱり変だぞ。

風邪?
いや、喉は、痛くない。
扁桃腺が腫れているわけでもない。

あーえーいーうーえーおーあーお
・・・・・・あれ?
いや、まさかそんな。

まずは、ゆっくりと深呼吸をして、唾を飲み込んで。
そう、呼吸を整えよう。

(咳払い)
早口言葉はどうだろう。

お綾や親にお謝りなさい。
この竹垣に竹立て掛けたのは竹立て掛けたかったから竹立て掛けたのです。
第五交響曲に観客驚愕。

・・・・・・やっぱり駄目だ。
いつもならスラスラしゃべれるはずなのに!

おかしい。
こんなこと生まれて初めてだ。
なんかの病気だろうか?

どうしよう。
ああ、もうすぐ朗読の時間だ。
私の朗読を楽しみにしている人たちに
なんて言えばいいんだろう?

困った。
本当に困った。
とにかく、私の今の気持ちだけでも、みなさんに伝えたい。

(咳払い)
私の朗読を楽しみにしてくれている、みなさん!
今回の朗読は、中止するしかありません。
本当にすみません!

そう言いたいんだけど、
声が・・・・・・出ない。


今日も読んでいただきありがとうございます!
日本ブログ村に参加中です。
ポチッ!と、クリックお願いしま~す。
  ↓
にほんブログ村 小説ブログ ショートショートへ
にほんブログ村 小説ブログへ
にほんブログ村

コメント

_ haru ― 2011-01-17 13時47分44秒

もぐらさんの朗読で、聞かせてもらいましたよー!
読むのと聞くのでは、お話の雰囲気が変わって楽しいですね。
早口ことばが活き活きしますね。

_ haruさんへ ― 2011-01-17 18時36分58秒

いやあ、もぐらさんの朗読は、素晴らしかったですね!
ボクが考えていたより、ずっと早く早口言葉を言ってましたもん。
すごいなあ。
そうとう練習したんだと思います。
うれしい限りです、ホント。

だって、もぐらさんは、ステキな文章を朗読する方なので、
ボクの今回のは、なんか、いたずらみたいでしょ?(笑)
だからボクは、ちょっと、反省してるんですよ~。

_ 矢菱虎犇 ― 2011-01-18 00時27分40秒

楽しみました。さとる文庫にも感想を書きましたけど、ライブ的な楽しみ方ができますね、これは。
ヴァッキーノさんの仕掛けたチャレンジに応えてガンバッちゃってるもぐらさんの奮闘ぶりを聴く楽しさっていうか。
これは大いにアリアリだなぁって思いました。

次のどんなチャレンジにしますか?
登場人物10人が日本各地出身で方言がバラバラ、会話だらけのお話とか・・・(笑)

_ りんさん ― 2011-01-18 09時25分02秒

もぐらさんの早口言葉、上手でしたね。
次のチャレンジは、あの戦場カメラマンを登場させて、思いっきりスローで話す…のはどうでしょう。
あ、また怒られる~^^;

_ 矢菱さんへ ― 2011-01-18 12時22分33秒

もぐらさんに実際に声に出して読んでもらうと、最後のオチが活きてきますね。

>声が・・・出ない
「出てるじゃん!」っていう(笑)

_ おりんさんへ ― 2011-01-18 12時48分54秒

これがシリーズ化されたら、もぐらさん、ボクのことキライになっちゃいますよ~(笑)
それにしても、面白かったです。
早口言葉が凄いハイスピードで驚きました!
やるなあ。

_ もぐら ― 2011-01-18 15時40分19秒

あ ありがとう・・・ございます。(ぺこり)
ほめられてんだか なんだかなぁ・・・。(汗)
しかも なんだか次の企画として 「・・・・・(大汗)」な案が出てるような・・・。
気のせいだな!うん!気のせいだ!
ありがとうございましたーーー(逃)

_ もぐらさんへ ― 2011-01-18 17時54分19秒

あざーしたあ!
声に出してるのに、声が出ないというオチへ向かってまっしぐら!
な、もぐらさんの朗読はとっても楽しめました。
ボクの書くものって
朗読にはむいてないんじゃないかなあと、しぼんでたんですけど、ホッとしてます。
これに懲りずに?またヨロシクお願いします。

_ 海野久実 ― 2011-01-18 19時37分15秒

この作品て、声が出ないと言うオチなので、文章だから成り立っていると言うところが無きにしも非ずと言う感じのような気がしますけどね。
朗読しちゃうとそのオチがオチにならない様な気もしますが‥
どうなんでしょうね。
まあ、心の声と言う事で納得しておきましょうか?

早口言葉もうまくしゃべれないと言ってるのにめちゃくちゃ流暢だし。
素敵なパラドックスがありますね。
まあ、心の声と言うことで納得しておきますだおかだ。

_ 海野さんへ ― 2011-01-18 21時24分41秒

>声が出ないと言うオチなので、文章だから成り立っている
ボクとしては、これ、朗読用に書いたつもりだったんですよ。
声に出して読んでいるのに、「・・・・・・声が、出ない」
って、言うことによって、聞いてる人が
「声、出てる~!」
っていうツッコミをしちゃうという。

>素敵なパラドックス
海野さん、うまいこといいますね!
まさに、その通りですよね!

_ 海野久実 ― 2011-01-18 21時33分55秒

なるほど!
聞き手の突っ込みがあってこそ作品が完成するなんて、奥深い作品なんですね。
「あー、声が出てなかったわけだ」で終わらないと言う。

>まさに、その通りですよね!
これは。
>まさに、その通りですよね倉涼子
と行ってほしかった。

_ 海野さんへ ― 2011-01-18 21時48分28秒

しまったあ!
コメントの語尾のこと忘れてたあ!

しまったしまった島倉千代子

と、言いたいところをガマンして
しまったしまった島田神助!(笑)

こんな感じでどうでスカシっ屁。
ぷ~

トラックバック